照庵大智老尼法語

CD版

少林窟道場四世

照庵大智老尼法語

照庵大智老尼法語

(全3巻)

(第二巻・第三巻は2月リリース予定)

これは、昭和38年頃からの録音である。「おばあちゃん」と自ら称される大智老尼、還暦前後頃。この時代は、大智老尼が脳溢血で倒れられ(昭和42年夏)、義光老師が遷化される(昭和43年6月)という激動の時。
その中で、若き日の希道老師によって録音された貴重な記録である。当時のオープンリールにて、それをカセットテープにし、更にMDに移し代え、それをCDにしたものである。録音状態も良くなく、劣化も激しいが、修行の極点を説き続ける大智老尼の活溌溌地の姿が活き活きと残されている。平明な語りの中に老尼の真骨頂がある。聞く者の耳底を貫く法話は正に不滅である。
ここに少林の原点がある。

第一巻に収録したものは、希道老師、尼僧団、古参の居士等への法話である。百尺竿頭進一歩を促す慈悲徹梱の熱烈なる老尼の面目が躍動している。差別智・カ地一下・只管工夫・呼吸、そして大悟の消息等について明快に語られている。

第二巻に収録したものは、やや正式な形での提唱や法話である。前半の三話は、義光老師大錬忌(四十九日)に因む夏季接心会における三回の提唱である。後半は若い女性参禅者や学生に対する法話である。このように場を整えられた状態での改まった法話は老尼の大自在底からすれば真骨頂とは言えないかも知れないが、一つのまとまった法語として貴重なものである。

第三巻に収録したものは、前半は、『只管工夫』の朗読である。老尼畢生の名著を単々と読み上げられている。後半は、様々な場面において修行者との活発な対話の中で語り出された珠玉の法話である。

欓隠老師や父・島田自照居士のことも語られている。

(商品ではありませんので定価はありませんが、各巻2,000円程度の御喜捨をお願い致します。)